おんた家からのお知らせ
小鹿田焼メディア掲載情報④
2009年11月11日
英の陶工 小鹿田里を訪問
2人は英国セントアイブスにあるリーチ窯(リーチポタリ)の館長ジュリア・トムロウさん(43)と陶工ジャック・ドハティさん(61)。
リーチ氏の死後、妻が継承した同窯は妻の死後は荒れ放題だったという。窯をつぶしてホテルを建設する話が03年ごろ持ち上がると、民芸運動の拠点を守る運動が広がった。英国だけでなく日本の理解者の協力も得て04年、再生プロジェクトを立ち上げ、1千万円以上の募金目標を達成。08年3月にリーチ窯が新生した。
今回の訪日は日本民芸館(東京)の招きに応じたもの。4~14日の日程で、リーチ窯新生に協力した小鹿田などの窯元への報告とお礼が主目的という。
リーチ窯の新生登り窯は、排煙規制で使えず、記念碑的な存在だという。蹴(け)ろくろこそ使うが、窯はガスか電気。リーチ氏の精神に少しでも近づきたいと2人は東京での歓迎行事が済むと、最初に小鹿田に来た。
共同窯や個人窯を通訳に付き添われて見学。原点の唐臼、陶土作りなどに真剣に見入った。10日以降は、岡山県倉敷市、京都市などを巡る予定という。
(2009年11月11日アサヒ・コム)