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おんた家からのお知らせ
学校から=小野小学校(大分県日田市) 自然と生活のつながり学ぶ
2010年02月13日
小鹿田焼専門店おんた家をご覧いただきありがとうございます。
私たちの学校は、山と町の中間にある里山にあります。子どもたちは自然に触れる機会が多く、生き物や川、森に親しんでいますが、里の暮らしとのつながりにはあまり気付いていません。そのため、体験を通じてつながりを知る環境教育に力を入れています。
地元には国の重要文化的景観「小鹿田焼の里」や特産のナシ畑、ホタルが舞う小野川など、学ぶ素材がたくさん。ナシ栽培体験、ホタル観察や、水の力を利用した小鹿田の営み、筑後川源流と有明海を見学することなどで暮らしと自然の関係を学習していきます。
この2年間、市内の日田林工高校、戸山中学校と連携した環境学習「エコスクール」にも取り組んできました。中高生が先生となり、渓谷の自然観察やシイタケの駒打ち、木材の加工、下草刈りなどを体験しました。
山の自然、里の暮らし、町の加工と順を追って学んでいくことで、自然の力を借りながら暮らしてきた人間の営みや、森の循環サイクルが見えてきました。年齢の近い中高生から学ぶことで、林業もより身近なものに感じられました。
自然と私たちはつながっている-。エコの取り組みが、美しい森や川を守るだけでなく、私たちの暮らしを守ることになるんだと理解しながら、校内でも節電や節水、ごみを減らす活動を実践しています。
【写真】 高校生や中学生の指導を受けながらシイタケの駒打ちを体験する児童たち
2008/04/30付 西日本新聞夕刊より抜粋