おんた家からのお知らせ
日田市・隈地区の歴史、風習学ぶ
2010年01月30日
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【日田市・隈地区の歴史、風習学ぶ 九大芸工学部 藤原教授と学生15人】
学生の視点で地域の遺産を探そうと、九州大学芸術工学部の藤原惠洋(けいよう)教授と学生15人が12日、日田市の隈地区でフィールドワークをした。旧家が残る街並みや三隈川沿いを歩きながら、商店主に話を聞き、歴史や風習を学んだ。
藤原教授は、20年ほど前から日田市の小鹿田焼などの研究を続けており、今回もデザインや企画の授業の一環。教授と親交があり、隈地区を拠点に活動する町づくりグループ「B‐cafe」が学生を受け入れた。
学生は、蔵、和菓子、水郷のテーマごとにグループに別れ、約2時間かけて散策。和菓子店では約70年前の落雁(らくがん)の作り方を学び、ホテルでは板画家・棟方志功が昭和30年代に滞在した際の話を聞いた。「隈にはなぜ和菓子店が多いのですか」「屋号の由来は」など、熱心に質問していた。
菅原知恵子さん(22)は「歴史的な景観が自然な形で残っているのが印象的だった」。光城相兵さん(20)は「同じ和菓子屋さんでも、商品や雰囲気に違いがあるのが面白かった」と話した。
2009/12/13付 西日本新聞朝刊より抜粋